結婚詐欺師というものは言葉巧みにお金を巻き上げては、貸すお金が無くなったら姿を消すそうです。
私の場合は、「お金を貸してくれ」とは言われませんでしたが(というか貸すお金もなかったけど)
そういう事はありませんでした。
元CAですが、元貸金業者アシスタントでもある私。
上手なお断りの仕方と今後の付き合い方の解決策をお伝えしています。
最後までご覧いただけば幸いです。
目次
彼氏にお金を貸して欲しいと言われたけど、信じて大丈夫??
彼氏が突然、神妙な面持ちで
「とても言いづらいし、恥ずかしい話なんだけどお金貸してくれないかな?」
と言われたらどうしますか??
「理由は?」「いくら貸して欲しいの?」となると思いますが、
例えば、それが数万円単位でいつになってもお金を返してくれる気配がない。何度も何度も「早くお金返してくれない??」と彼氏に言えますか?
彼との関係性が悪くなるかも知れないから言えないかも・・と思うならば、貸さないほうがいいです。
断り方パート1・ソフトなお断り方法
出来るだけ角を立てなく、借金のお断りをしたいですよね。
彼氏だけでなくお友達でも同様です。
そんな時は身内作戦です。嘘はダメ!と思いつつも、お金は貸せない!とはっきり言えないのならば致し方ありません。
家族ルール作戦
「お金を他人に貸す時は家族に報告することがルール」になっている。
だから「お金を貸すとなると家族会議に参加してもらわないとダメになるかも知れないけど、それでも平気?その前に家族内で却下にされる可能性の方が高いけど・・」と尋ねましょう。
架空の親族が大病してる作戦
いもしない親族を作り上げて「難病指定されている親族がいるからとてもとても・・うちの親族も大変なの・・」と言いましょう。
我が家の家訓作戦
曽祖父(ひいおじいさん)の代からの家訓があって、「人にお金は絶対に貸してはいけない」というのがある。これだけは絶対に守らないとダメだから・・。
曽祖父以上の遠い人が良いと思います。
家族がお金を管理している作戦
「家族にお金の管理を全て任せているから難しい」
アラサー以上になると現実的ではなくなってきますが、学生や若い人には有効な方法です。
超絶シンプル作戦その1
1万円程度のお金ならばお財布に入っていることも多々あると思います。
そんな時に「いくらでもいいから、2,000円でもいいから貸して」とひつこく言ってくる人もいます。
そういう人には「今手持ちないから・・・」と言い続けましょう。
「いくらでもいいから貸して」という人は色んな人に同じようなお願いをしている人がほとんどです。どういう理由かは知りませんが、一度貸してしまったら永遠に返ってくるお金ではないと思いましょう。
「いくらでもいいから」タイプの人は残念ながら結構います。その割にはちょっといいお寿司食べに家族で行ってたりするので笑
シンプル作戦その2
「親や兄弟、親戚に借りられないの?」と言いましょう。
ただこれは言ったところで残念ながらあまり意味ありません。
親にも借りられないからあなたに頼んでるんだ!とやや逆切れ気味か、親にも借金があるとか言ってくることがほどんどです。
あくまでも「貸せない」という抑止力のクッション的な言葉程度と思っておきましょう。
泣き落としのような事をされても情に流されないように。
私を騙した結婚詐欺師のように、役者になり切っちゃう人もいます。
断り方パート2・ハードなお断りの方法
「俺を信用してくれないの?」とか「2人に未来の為に・・」と言ってお金を無心するような人は、もう私としてはお別れをおすすめします。
それこそ恋愛詐欺や結婚詐欺のような匂いしかしません。
そこまでして彼女からお金を借りないとダメな人との素晴らしい未来はないように思います。
そういう人に対してのしっかりとしたお断り方法です。
担保にできるものはある?
ここはしっかりとした担保にできるものがあるか確認をしましょう。
- 担保にできるものがあるのか?
- その担保に貸した以上の価値がしっかりとあるのか?
- その担保の所有権を自分に変更してくれるのか?
それに伴う費用も彼に負担してもらえるのか、しっかりと聞いてみましょう。
専門的な用語を使う
お金を貸して返って来なかった時に、その担保は自分のものになる事を「譲渡担保」と言います。
詳しくは下記に↓
譲渡担保(じょうとたんぽ)
譲渡担保とは、債権者が債権担保の目的で所有権をはじめとする財産権を債務者または物上保証人から法律形式上譲り受け、被担保債権の弁済をもってその権利を返還するという形式をとる担保方法である。
引用元:ウィキペディア
例えば、車を担保に取ったとしましょう。
簡単に説明すると、貸したお金が返せないならばその車は自分のものになるので売ってお金に換えても良しという事です。
個人間の貸し借りにも利息は発生する
個人間の貸し借りでも利息は発生するし、遅延損害金も発生する事を説明しましょう。
そして「金銭消費貸借契約書」をいう書類があるのですがそれを作成することがベストですが、サクサクと簡単にお金を借りたいという人がそこまでして、お金を借りたい人はまずいません。
それならば銀行やまともなノンバンクで借りた方が賢明です。
お金を貸す以外にもできる事の提案を
どのような理由にしても、お金を貸す以外に手助けできる方法はたくさんあります。
- お金を貸す事は出来ないけれど、何かしら公的機関で相談できるところを一緒に探そう
- 病気で高額な医療費がかかるなら、何か方法を見つけよう
- 金銭的に援助はできないが、入院中の洗濯等のお手伝いできる事をするとか
色々とお金以外にも手助けできる方法ってある事を知ってもらいましょう。
お金の貸し借りは人間関係を簡単に壊す事を忘れないで
「返せない」理由はいくらでも出てきます。
そしてどんどん貸してしまっている間に、「お金を借りる感覚」が麻痺してきます。そんな風に彼がなってしまった時には、彼氏の専用ATMになってしまう可能性も。
- 次の給料で返す
- ボーナスで返す
本当にこのようにきちんと返済してくれているならいいと思いますが、
それでもしょっちゅう「お金貸して」という彼氏はお金の使い方が下手すぎます。
こういうタイプの人は、成功をして莫大な金額を手にしてしまったとしても、基本的なマインドが変わらない限り、散財してまた同じ生活に戻る人が多いと思います。
時々宝くじで突然億単位のお金を手にした人が、不幸な末路を・・というのも耳にしますがそれと同じような感覚です。
お金をもらう事と寄付することの実験結果
アメリカで毎日5ドルを渡し、それをもらえる人と寄付(募金)する人の幸福度の実験をした結果、
毎日5ドルでも幸福度は、寄付(募金)する人の方が高く、
逆に実験が終わり毎日5ドルもらえた人の方が、幸福度低かったのです。いつもお金(5ドル)もらえて当たり前という感覚で幸福度に差がついた結果です・・
彼氏にお金を貸してあげるという事は、貸せなく(貸さなく)なった時に、幸福度はなくなってしまう可能性が高いのです。
信用情報に自ら傷をつけるような事はないように
無理してお金を用意して(クレジットカード等で)、自分が借金しないように。
まともな金融機関ならばCICやJICCといった信用情報機構に、今までのローン状況や返済状況が記録されます。
もし彼氏にお金を貸して、自分が返せなくなった場合、この信用情報にその履歴が数年間(確か5年)は残ることになります。
今後、大きなお買い物をする時にこれが原因でローンを組めない可能性も残念ながら出てきますから・・。
将来的なことも念頭におきましょう。
まとめ
お金を貸さなかった事で逆恨みをするような人もいますが、正直ちょっと違うかな?と私は思います。
自分には自分の生活があって、お金以外で手助けできることもお話しているし、自分に出来そうな事を精一杯お手伝いをする意思も表しています。
それを逆恨みされるというのは不思議でなりませんし、まっとうな理由でお金を借りたかったけど「その人にはその人の事情があった」と相手の背景も考えてあげる気持ちがあってもいいと思うのです。
後に「お金をあの時貸してくれなかったお前はいい人ではなかった!」と言われたら、悲しい気持ちになりますよね。でも、
それがお金の貸し借りは人間関係を簡単に崩壊させるという事です。
自分の逼迫した状況しか考えられず、お金を借りたい相手の気持ちなど何ら考えていないと思いませんか?
絶対に「お金は貸すな!!」とは言いません。
「お金を貸して返してくれなくても、それは仕方ない」と相手を信用しても期待せず恨みもないならば、お金を貸しても私はいいと思います。
それは「徳を積む」事だと思うからです。
彼氏に「お金貸して」と言われた時、よく考えてみてくださいね!
あなたの幸せを願っています。
あなたの「光」になりたい、ヒカリコでした。今日もありがとうございます♪
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